基本的に月に１回もしくは２か月に１回訪問させていただき、資料をお預かりして試算表を作成します。面談時間は４０分から１時間ほどで、院長先生あるいは経理や経営面のご担当者様の税務に関するご相談、経営に関するご相談を承ります。特にご相談がない場合でも、私どもより税務面や経営面でのご提案を差し上げたり、他のクリニックの事例などをご紹介差し上げています。雑談や世間話に花が咲くこともしばしばです。堅苦しい話だけでなく、ときには院長先生や経営ご担当者の方にホッとしていただくことも、私たちの仕事です。経理処理につきましては、コスト面や労力という点で、なるべく院長先生やご担当者様の負担にならないようにと考えております。税務上最低限必要となる処理をベースにしながら、それぞれのクリニックに合ったやり方を設定していきます。時間のかかる領収書の整理や給料計算などは、クリニックでやっていただく必要はありません。ご希望により、当事務所で処理いたします。節税対策につきましては、月々把握させていただいている経営状況から、適宜ご提案差し上げます。大きな設備投資を伴うものなどは、その都度ご相談ください。税務上のリスクやメリット、資金繰りなどを勘案しながら、最適な意思決定をしていただけるよう、サポートしております。

クリニックのおおよその診療圏は患者さんが歩いて通院できる範囲となっており、クリニックを中心として半径２Kmほど（都市部の場合）です。この診療圏の状態がどうなっているかが、クリニックの経営成績を左右することになります。開業した後に診療圏が自分と合わないと思っても、なかなか変更する訳にはいきません。したがって、開業前の立地選定段階で、診療圏分析をしっかりとやっておかなければならないのです。当事務所では、立地の選定、資金調達など開業までに必要となってくる様々な意思決定、そして開業後必要となってくる人材の補充、資金繰り、消費税対策や相続税対策などをトータルにアドバイスし、実行のサポートをいたします。特に、資金調達においては、ご希望により、収支計画書を作成し、重要ポイントを押さえながら診療方針に沿ったプランニングを行います。広告戦略やコメディカルのオペレーションまで考えた、現実に即した計画書を作成し、説明していきます。患者を増やす基本は口こみであるにしても、開業直後はある程度は広告活動によって増患を図らねばなりません。絵に描いた餅ではなく、現実に果実を得るための実行プランも、一緒に実行していきます。

診療方針の変更時などに欠かせない患者満足度調査を支援いたします。インタビュー方式、アンケート方式どちらも対応可能です。アンケート用紙に記入してもらう形式の調査では、あまり多くの項目を書き込むと、回答が得られにくくなります。そのため、用紙に書き込む質問は、５つ程度に絞り込むと効果的です。強みを伸ばし、問題点を克服するには、まずクリニックがどういう状態であるか、そしてどう思われているかを知る必要があります。院長先生が考えている「売り」と、患者さん達が考えている「良さ」は、同じであるとは限りません。クリニックの存在する意義を全て含んだものを仮に「クリニックの全体価値」、クリニックの医療上の存在意義を「医療価値」、患者にとってのクリニックの存在意義を「患者価値」としたとき、集患対策上重要なのは、医療価値と患者価値の一致する部分、「訴求価値」と呼ばれるものです。ここに、様々な戦略を集中していきます。

所得が安定してきたクリニックや病院など、医療法人の設立を検討中のドクターのご相談に応じます。医療法人は、手元に資金を残しながら節税できる数少ない手段の１つです。一度セッティングすると、廃業するまで、その利益を享受できます。定性的なメリット・デメリットの具体的検討から、キャッシュフローシュミレーションまで、疑問点は全てご相談ください。養老保険を使ったリスクヘッジ、監事や理事を依頼する方にお困りの際も、一度ご相談ください。

クリニックにおける広告戦略の中心は口コミですが、この口コミの基となる患者を獲得するのに、ホームページは有効な手段となっています。これを活用しない手はありません。インターネットでクリニックを探している人は、美しい画像や楽しい動画を見たくて検索しているのではなく、クリニックを選択しようとしてそれに必要な情報を探しています。こうした中では、患者が意思決定できるだけの情報を表現することが、最優先になります。私どものホームページ作成サービスのポイントは、院長先生やスタッフから、患者さん達がクリニック選択で参考とする情報をいかに引き出すかということにあります。したがいまして、ホームページ作成はインタビュー形式を基本に進めていきます。院長先生や担当の方に原稿を作成していただくのではなく、先生や担当の方には私どもの質問にお答えいただき、そのエッセンスを抜き出して私どもが作成いたします。院長先生は、私どもが作成した内容について、修正事項なり、追加事項をその都度ご指示いただけば結構です。ただし、当サービスは、パソコン用ホームページのみとなっております。スマホ用ホームページは、パソコン用ホームページが作成できた後であれば、業者にスマホ用のコーディングを依頼していただくだけで、簡単に作成することができます。

患者数が増え、収入が安定してくると、クリニック経営の残された課題は、多くの場合、人事の問題です。人材はクリニックとしてのサービスクオリティに直結しますが、クリニックの成長段階によって、給与設定や最適な人材構成も異なります。当事務所では、必要に応じてクリニックスタッフ全員と面談し、アナログな問題解決への糸口、ソフトランディングできる地点を探します。人材確保の面では、ホームページ上での表現も様々な工夫が必要になってきました。実行可能な教育カリキュラムの設定や新人向けアレンジメントのご相談も承ります。受付スタッフにつきましては、大学からのインターンシップ受入のためのカリキュラム設計、実行サポートも行っております。

経理関係はすべて奥様が担当して粛々と手続きをしていらっしゃる場合など、院長先生との面談が必要ない場合などは、普段は記帳代行のみで対応させていただくことも可能です。経営相談は他のコンサルタントに依頼している場合にも適しています。

中小企業経営者の皆様が経営計画を策定する際の、お手伝いをさせていただきます（経営革新支援機関）。必要に応じ、収益改善の妨げとなっているボトルネック要因を調べたり、原価計算を行って収益構造を明らかにした上で、現状に即した経営計画を提案いたします。当事務所はいわば経営企画室の機能を提供し、絵に描いた餅ではなく、社長の感覚にフィットした経営計画の策定をサポートいたします。

コストを生むばかりで、あまり収益に貢献しない不必要な慣習・慣行を、第三者の目から、ゼロベースで業務を見直して問題点を発見し、改善策を提示します。私達は、普段見慣れていることに対してなかなか疑問を抱くことができません。例えば、遠くにあるものは、ほんとは小さくないのにどうして小さく見えるのでしょうか。ゼロベースシンキングは、どんな些細なことでも徹底的に疑問を投げかけることから始まります。従業員に持たせているスマホは、格安スマホにしたらどうなるか、優秀なシステムエンジニアが社内のソフトウェアを製作してくれているとしても、果たしてそもそもソフトウェアを自社開発する必要性があるのかどうか、何かを取り替えることによって、あるいは何かをやめることによって、年間何百万ものコストが削減できることがあります。原価計算手法の導入は、製造業ばかりでなく、サービス業においても経営者の皆様に有用な情報を提供することになります。社会全体的に利益幅が薄くなってきた今、採算ラインギリギリの交渉が行われることも少なくありません。そのようなとき、一体いくらまでなら耐えられるのか、デッドラインを知っておくことは大切です。

美容院業界につきましては、全国で毎年１万件以上開業していますが、年間の純増数は約３千件となっており、開廃の激しい業種です。実際、新規開業について見てみますと３年後の廃業率は８０パーセントを超えており、こちらも厳しい数字が出ています。しかし、年間所得１０００万円を超える方も珍しくなく、３年経過以降の廃業率はそれほど大きく変化していないので、新規にサロンオーナーとなる方は開業後３年をどう乗り切るかが非常に重要なテーマです。そのためには集客のためのマーケティング戦略をしっかりと持ち、そのマーケティング戦略を実行し続けるための資金を枯渇させないようにしなければなりません。

経営者の皆様が築き上げた財産や、先祖代々受け継がれてきた財産を過度な負担無く後世に引き継ぐには、かなり早い段階からの対策実行が必要です。ストレスの少ない穏やかな相続を目指し、個々のニーズに応じ、ご意向に沿った形で総合的に対策を立案、実行のサポートをいたします。法人形態では出資持分の移転価格問題が大きなテーマとなります。加えてクリニックでは後継者の学費積立も無視できません。いずれにしましても、キャッシュフローベースでシミュレーションいたします。